株式会社サンワ・アイ

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技術レポート
材質・熱処理について
ステンレス鋼の焼き付き

広く使用されているステンレス鋼ですが、様々な原因で熱が発生しおねじとめねじが完全に
取り外せない状態になってしまうことがあります。これを焼き付きやかじりといいます。
多く使用されているオーステナイト系ステンレスによく発生し問題になる可能性があります。


ステンレス鋼でよく焼き付きが発生する原因
摩擦係数が大きい。(普通鋼の約2倍)
熱伝導率が小さい。(普通鋼の約1/3倍)
熱膨張率が大きい。(普通鋼の2倍)

上記以外の外的要因
締付け面とボルト・ナットの摩擦面が平行でない。
締め付け限度(トルク・軸力)が異常。
ねじ部の表面粗さが大きい。(打痕も含む)
切粉などの異物が入っている。

焼き付きの対策

焼き付きは上記の単一要因だけでなく複数、あるいは締付け方法など相乗的なものから発生するものと
考えられます。焼き付き防止に先立って原因を確実に把握して対処することは非常に困難です。
したがって、焼き付き防止の対策としてトルク係数を小さくすると焼きつきが減少することから
潤滑性のあるフッ素系樹脂コーテイングを施しねじ部の摩擦を小さくする焼き付き防止策が
多く取られています。



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