くさびナットとは・・・
抜群のゆるみ止め効果を誇り、驚くほど低コストで
誰もが簡単に締付けることが可能なゆるみ止めナットです。
ねじの谷底部に新しい設計を施すことで、他の追随を許さない
性能を発揮することを可能にした新製品です。
ねじ谷底部を「くさび形」の特殊形状に成型し、ねじ山全体に荷重を分散させることで抜群の締付け効果を
発揮します。おねじ先端部が均等に接面するよう導かれた最適角度に技術の結晶が詰まっています。
シンプルな形を追求したことにより、余計な製造工程を増やさない事に成功しました。
その為、他のゆるみ止め製品に比べ低コストを実現することができています。
締結部まで手で抵抗無く組み付けすることができ、特殊な工具を使用せずに通常の六角ナットと同じ
工具・工程で最終締め付けを行えます。
くさびナットのゆるみ止め効果をご紹介します。 日 時 :2012年6月22日(金) 場 所 :第16回 機械要素技術展 弊社出展ブース内 実施試験:NAS3350 振動試験 試験内容:くさびナットと六角ナットの比較実験 試 料 :六角ナット M8 くさびナット M8 締め付け:共に 15N・m(トルクレンチにて) |
締結部品にとって大きな問題点の一つに「ねじの緩み」があります。これは様々な原因により生じるもので
市場には緩みを防止する数多くの緩み止め製品が販売されています。しかしその分、どの製品が最適であるか
の判断があいまいとなり、スペック過多の製品を選定しているケースも多く見られます。
下記の重要なポイントを踏まえ、ご採用される事をお勧めします。
●求める効果で選ぶ
必要とする効果は何であるかを明確にする必要があります。抜け落ちを防止したいのか
緩みを防止したいのか、またその防止度合はどれ程まで必要なのかを判断し、選ぶ必要があります。
●作業性の良さで選ぶ
専用工具が必要であったり、トルク管理が難しかったり、締結部まで相当な力を要したり
緩み止め製品の使用条件は様々です。
●コストメリットで選ぶ緩み止め製品の大半は、独自性能を特徴としています。VE・VA設計においては、特に上記の効果と
作業性を考慮し、更に部材コストを低減できる製品を検討する必要があります。